マタイによる福音書2章11節いわゆる東方からの三賢者「メルキオール Melchior (黄金-王権の象徴、青年の姿の賢者)、バルタザール Balthasar (乳香-神性の象徴、壮年の姿の賢者)、カスパール Casper(没薬-将来の受難である死の象徴、老人の姿の賢者)」が幼子イエスに贈り物を捧げるシーンなのだが...
家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
おっと、これはオーストラリアおよびニュージーランド方面のギフトカード屋さん「Betta」のCM...
Give a better gift.
Give a Betta Electrical Card, this christmas.
ローマ・カトリックが25.8%、聖公会が18.7%等を含めたキリスト教徒全体が約64%[wikipedia]でも、こんなCMが流せるのかあ...
ただし、ま聖公会とカトリックは抗議中らしいけど:
CHRISTIAN leaders have branded a television commercial depicting the baby Jesus tossing gifts back at the three wise men as tacky and offensive.
...
[Church slams 'tacky' Betta Electrical Jesus ad (2007/12/19) on Adeleaide Now
via Richard Dawkins.Net]
【Othersの最新記事】
http://en.wikipedia.org/wiki/Biblical_Magi
(信者OR日本人)に事実を例示しないとわかってもらえないのが聖書を含むキリスト教の歴史の難しさなのです。私はこの本で知りました。
異説歴史事典
著者名 :ゲールハルト・プラウゼ/〔著〕 , 森川俊夫/訳
出版者 :紀伊國屋書店
原書名:Tratschkes Lexikon fu¨r Besserwisser./の翻訳
目次(BOOK):労働を「素晴らしい」といったルターは、誤っていた;ベツレヘム―幼児殺戳は後代の捏造だった;三人の賢王―教会から聖人と認定されていない〔ほか〕
要旨(BOOK):これまで誰もが信じて疑わなかった歴史上の「常識」をあざやかに逆転させた,新鮮味溢れる読物。
自然科学も歴史学も常識と一致するとは限らないところに面白みがあると思われます。