2007/12/30

"分子時計"について"若い地球の創造論"と同じポジションをとるインテリジェントデザイン

もともと、インテリジェントデザインは"若い地球の創造論"との互換性を持つようにデザインされている。このため、地球および生命についての時系列に言及しない。

==>忘却からの帰還:モデルなきインテリジェントデザイン (2007/02/07)

このため、"分子時計"について、"若い地球の創造論"と同じポジションをとるようだ。

つい最近も、インテリジェントデザイン理論家Dr. William Dembskiと仲間たちのブログの執筆者兼モデレータであるO'Learyがうれしそうに、次のようなエントリをポストしている:
2006 and 2007 have been years in which a number of key science papers addressed things we know - that ain’t so. One story is the serious challenges to the long contested “molecular clock” theory.

2006年と2007年は、我々がこれまで知っていると思っていたことがそうではなかったと指摘する重要な論文が発表された年だった。そのひとつは、分子時計に対する重要な挑戦である。
...
In the science literature, many adjustments are offered to make the fossil record and molecular data match. Of course, some adjustment is certainly inevitable, but after a while a question arises. One can live with a clock that is routinely ten minutes slow. But if it is variably slow, slower at some times than others, there may come a point when one asks, why consult a clock anyway? Or, more to the point, should this device properly be called a clock?

科学論文では化石記録と分子時計を整合させるための多くの調整が提案されてきた。もちろん、調整は確かに不可避であるが、少したつと疑問が出てくる。人はいつも10分遅れている時計なら使える。しかし、遅れが変化するなら、そんな時計は使えるだろうか。そんな時計は時計と呼べるだろうか?
[O'Leary: "Design of Life: Molecular clock - right twice a day?" (2007/12/27) on Uncommon Descent]
"若い地球の創造論"との互換性を保つために、時系列を推定するための代替方法をインテリジェントデザイン運動が提唱しない。



タグ:UCD id理論
posted by Kumicit at 2007/12/30 00:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | Dembski | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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