2015/08/12

自分の信念に合わない聖書の記述

自分の信念に合わない聖書の記述に、キリスト教徒はどう反応するのか?あるいは、そのような記述をそもそも知らないのか?

少し例を見ておくと...

いろいろ死刑


聖書はいろいろ死刑を定めており、その中には、不倫(レビ記20章10節)・口寄せや霊媒(レビ記20章27節)・父母を罵る(マタイによる福音書15章4節)・土曜出勤は死刑(民数記15章32-36節)などがある

[James Tissot: The Sabbath Breaker Stoned](土曜出勤者を死刑にする様子)

一方、米国では今でも30%近くが、聖書は神の言葉だと信じてる。
GpollBibleGodWords.png
[Gallup Poll (2014)]
では、これらの人々が、聖書の言葉に従っているかというと、もちろん、そんなことはない。たとえば...
神は、『父と母を敬え』と言い、『父または母をののしる者は死刑に処せられるべきである』とも言っておられる。 (マタイによる福音書15章4節)
を実行する者などいない。それをジョークにしたネタも...

聖書を全文読んで諳んじている人はまずいない。そもそも「父または母をののしる者は死刑に処せられるべきである」という記述の存在を知らず、そんな記述がある言われたところで、驚いたり...

ハゲのエリシャと42人の子どもたちと2頭のクマさん


「ハゲに向かってハゲハゲ言うな」というおとぎ話だと思えば、なんのことはない列王記下2章19-25節...
LA_HIRE-The_Children_of_Bethel_Mourned_by_their_Mothers.jpg
[Laurent de LA HIRE(1606-1656):"The Children of Bethel Mourned by their Mothers"(1653) at Palais Saint-Vaast, Arras]
(ハゲのエリシャに向かってハゲハゲ言ったために殺された子供たち)

しかし、聖書は字義どおりに正しく、書かれたことは史実だという立場をとる創造論者たちにとって、「ハゲに向かってハゲハゲ言ったくらいでクマさんに殺される子どもたち」というのは、望ましいものではないようだ。小さな子どもではなく青年で、暴徒でとか、いろいろ言う創造論者たちもいる。

何かと盛り上がるネタのようで、Yahoo Answersなどにも、わらわらある。「小さな子どもではなく青年で、暴徒で」とか反応する人々もいれば、旧約聖書を別扱いする人々やら。

反応のパターンは色々あるが、IronChariotsは以下の例を挙げている。
  • おとぎ話
  • エリシャは見知らぬ街だったので、生命の危機を感じていた。
  • エリシャも人間なので、間違いもある。
  • 神がやったことだから良きことのはず
  • 子供ではなく青年だ
まあ、そんなところだろう。

私のイエス


当然のことながら、イエス・キリストが保守と一致しない点、リベラルと一致しない点があり、そのことを保守・リベラルとも認識はしている。そして、保守は、イエスが自分たちの考えに近い倫理問題を優先し、富の不平等や非合法移民の扱いについて重視していないと考え、リベラルはその逆である。まあ、「私のイエス」というやつ。このあたりが、普通の反応かもしれない。




posted by Kumicit at 2015/08/12 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014/12/25

「低い認知能力・右翼イデオロギー・偏見」という連鎖についての研究

否定論・陰謀論を信じる理由について、北米および西欧では、社会認知・心理学研究が進められている。

これらと類似した現象に、被害者叩きの心理がある。それによらば、我々は「世界が安全で、良き人に良きことが訪れ、悪い人は悪いことに見舞われるという」公正世界を築くために行動するのではなく、被害者を叩くことで、世界が公正世界であるという信念を守ろうとする、どうしようもないやつらであるらしい。

...と、ここまでは、「彼らが否定論・陰謀論を信じているのは、彼らが愚かだからではない」という研究成果たちだった。

一方、人種・民族・貧困などに対する偏見に絡んで、保守支持が低い認知能力と関連しているという研究もある。
Longitudinal studies provide some of the most convincing evidence. One such study looked at general intelligence in 10- and 11-year-old kids, and then re-studied those kids as adults two decades later−and found a clear connection between low intelligence and subsequent racism and sexism. Similarly, higher intelligence in childhood has been shown to predict less racism in adulthood. These analyses strongly suggest that low intelligence actually leads to hateful attitudes later on.

時間経過を追った研究は、最も納得できる証拠を与える方法の一つである。そのような研究の一つが、10歳と11歳の子供の知能を測定し、20年後に追跡調査し、知能と人種差別及び性差別の明瞭な関係を見いだした。同様に、子供の頃の高い知能は、成人後の人種差別意識の弱さの予測した。これらの分析は、低い知能が、後に、ヘイトな態度につながることを強く示唆している。

This is just a sampling of the accruing evidence on this point, all of which points to another puzzling question: Why? Why would verbal ability and math skills and other cognitive assets translate, over the years, into such hateful attitudes?

これは、この点について生じた証拠の一つだが、これは新たな問いにつながる。なぜ、言語能力や計算能力や他の認知能力が、年月を経過した後に、ヘイトな態度につながるのか?

Dhont and Hodson believe they have an answer to this, again one based on rigorous abundant evidence. Their theory is that right-wing ideologies attract people with lower mental abilities because they minimize the complexity of the world. Right-wing ideologies offer well-structured and ordered views of society, views that preserve traditions and norms, so they are especially attractive to those who are threatened by change and want to avoid uncertainty and ambiguity. Conversely, smart people are more capable of grasping a world of nuance, fluidity and relativity.

Dhont and Hodsonは、厳密で十分な証拠に基づいて、答えを得たと考えている。右翼イデオロギーは世界の複雑さを最小化するので、低いメンタル能力の人々を惹き付けるというのが、彼らの理論である。右翼イデオロギーは、社会についての、よく構造化された、秩序だった見方、すなわち、伝統と規律を守る見方を提供する。なので、変化に脅かされ、不確実性と曖昧さを避けたい人々に魅力的である。逆に、スマートな人々は、ニュアンスや流動性や相対性の世界を把握する能力が高い。

The empirical evidence supports this link, too. Low intelligence and “low effort thinking” are strongly linked to right-wing attitudes, including authoritarianism and conservative politics. And again, there appears to be a demonstrable causal link: Studies have found, for example, that children with poor mental skills grow up to be strongly right-wing adults.

経験的証拠は、この関連性を支持する。低い知能や低い思考努力は、権威主義や保守的政策などの右翼態度と、強く関連している。そして、明白な因果関係と思われるものがある。たとえば、メンタルスキルの弱い子供は、強い右翼な大人になることを見いだした研究がある。

There is a final link in the chain of causality, according to Dhont and Hodson. Considerable evidence shows that conservative ideology predicts all sorts of prejudice−against ethnic and racial minorities, the disadvantaged, any outgroup. Indeed, right wingers are much more likely to see outgroups as a threat to traditional values and social order, resulting in heightened prejudice. Dhont and Hodson tested and confirmed this mediation model: Lower childhood intelligence clearly predicts right-wing ideology and attitude, which in turn predicts prejudice in adulthood.

Dhont and Hodsonによれば、因果関係の最後のリンクがある。保守イデオロギーが、エスニックや人種マイノリティや、貧困者や外集団に対する偏見の予測因子となることを示す相当な証拠がある。実際、右翼は外集団を伝統的価値と社会秩序への脅威と見なす傾向が、非常に強い。これが、偏見を強めている。Dhont and Hodsonは、この媒介モデルを検証・確認している。すなわち、子供の頃の低い知能は、右翼イデオロギー及び右翼態度の明瞭な予測因子となっていて、それは、大人になったときの、偏見の予測因子となっている。

[Wray Herbert: "Is Racism Just a Form of Stupidity?" (2014/08/20) on Association for psychological science]
このWray Herbertの記事は、Dhont and Hodson(2014)の一般向け紹介記事で、原論文のAbstractは以下の通り:
[Kristof Dhont and Gordon Hodson: "Does Lower Cognitive Ability Predict Greater Prejudice?", Current Directions in Psychological Science December 2014 vol. 23 no. 6 454-459, doi: 10.1177/0963721414549750]

Historically, leading scholars proposed a theoretical negative association between cognitive abilities and prejudice. Until recently, however, the field has been relatively silent on this topic, citing concerns with potential confounds (e.g., education levels). Instead, researchers focused on other individual-difference predictors of prejudice, including cognitive style, personality, negativity bias, and threat. Yet there exists a solid empirical paper trail demonstrating that lower cognitive abilities (e.g., abstract-reasoning skills and verbal, nonverbal, and general intelligence) predict greater prejudice. We discuss how the effects of lower cognitive ability on prejudice are explained (i.e., mediated) by greater endorsement of right-wing socially conservative attitudes. We conclude that the field will benefit from a recognition of, and open discussion about, differences in cognitive abilities between those lower versus higher in prejudice. To advance the scientific discussion, we propose the Cognitive Ability and Style to Evaluation model, which outlines the cognitive psychological underpinnings of ideological belief systems and prejudice.

で、注目すべき点は「右翼イデオロギーは世界の複雑さを最小化するので、低いメンタル能力の人々を惹き付ける」という点。すなわち、北米・西欧の右翼の提供する「社会についての、よく構造化された、秩序だった見方」は、低い認知能力の人々にも理解できるという点。

そのような、わかりやすい主張を理解することで、「未熟な人が、誤って自らの能力を平均よりも、はるかに高いと評価して、幻想上の優位性を患う」認知バイアスたる、ダニング・クルーガー効果も引き起こして、信念を強化することも考えられる。

そのような、低い認知能力・右翼イデオロギー・偏見(あるいは差別意識)が連鎖したと思われる人々への対象方法は、見出されていない。


なお、以上は北米・西欧での研究であって、日本にそのまま、あてはまるかどうかは別問題。
posted by Kumicit at 2014/12/25 00:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014/08/02

ウガンダのアンチゲイ法に対して、ウガンダの法廷が無効判決

ウガンダのアンチゲイ法をめぐる問題は2009年秋に始まっている。その背後には米国の福音主義キリスト教団体があり、当時は最高刑を死刑とするものだった。その後、最高刑を終身刑として可決。国際的圧力のために、法案は放置状態になったり、出直したりで、最終的に2014年2月にYoweri Museveni大統領が署名して成立した。

しかし...
A Ugandan court struck down a punitive anti-gay law on Friday that has strained Uganda’s relations with the West, but the court ruled on narrow technical grounds, preserving the possibility that the measure could be revived.

In front of an overflowing courtroom in Uganda’s capital, Kampala, a panel of five judges announced that the Anti-Homosexuality Act, which punishes some homosexual behavior with life in prison, was invalid because it had been passed by Parliament without a proper quorum.

“We’re very happy,” said Sylvia Tamale, a Ugandan law professor who has supported gay rights despite persistent threats and harassment. “But it’s unfortunate that the court did not deal with the substantive issues that violate our rights.”

Uganda’s government, which is tightly controlled by President Yoweri Museveni, a former guerrilla fighter who has ruled for 28 years, did not immediately indicate if it was going to appeal the court’s ruling.

ウガンダの裁判所は、西側諸国とウガンダの関係に緊張を強いているしている懲罰的な反同性愛法を無効だとする判決を下したが、綱渡り的な根拠での判決であり、法が復活する可能性が残っている。

ウガンダの首都カンパラの、傍聴者のあふれる法廷で、5人の裁判官たちは、一部の同性愛行為を終身刑とする反同性愛法は、定足数に満たない議会で可決されたので無効であると判決した。

「我々は非常に満足している。しかし、裁判所が人権侵害の問題に実質的に対処しなかったことは残念だ」と同性愛者の権利を支持してきたウガンダの法学教授Sylvia Tamaleは述べた。

28年間政権の座にある、元ゲリラ戦士であるYoweri Museveni大統領にコントロールされているウガンダ政府は、判決に対して控訴するか直ちには反応しなかった。

[JEFFREY GETTLEMANAUG: "Uganda Anti-Gay Law Struck Down by Court" 82014/08/01) on NY Times]
援助停止や減額など西側諸国からの圧力がかかっており、これを機にアンチゲイ法をなくしてしまうかもしれず、初志貫徹するやもしれず、今のところ様子見。



posted by Kumicit at 2014/08/02 08:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014/03/25

SeesaaWikiに引っ越し


インテリジェントデザインとハガルの関係は、インテリジェントデザイン運動が自然選択と突然変異による進化を嫌う理由を象徴的に表現している。

Giovanni Lanfranco: "Hagar in the wilderness" at Musee du Louvre Paris.
これには神学的帰結がある。進化が神の制御のもとにないなら、神が地球とその上の居住者のために将来必要なものを与えるという、摂理の概念とは相いれない。たとえば、神はハガル[創世記16章: Abrahamとの間にIshmaelをもうけた女性]が構成員である人類が原始の海から出現することすら保証できないので、ハガルが砂漠で必要とするものを準備できない。(ダーウィンのメカニズムの根源的な偶発性はダーウィニストSteven J. Gouldによってうまく表現されている。彼は進化のテープが巻き戻されて、再生されるなら、結果はまったく違うものになるだろうと書いている。神がひとたびAdamとEveを生み出す過程を起動したら、AdamとEveが生み出されるか、尖った耳のバルカン人が生み出されるのか、あるいは細菌に満ちた海が生み出されるのか、神は制御できない。)

[ Thomas Cudworth: "Theistic Evolutionists, Your Position Is Incoherent But We Can Help You!" (2008/06/21) on Uncommon Descent ]


気に入ったので、Giovanni Lanfranco:の描く天使をアイコンに使い、ATWIKI「忘却からの帰還 創造論/ID論」の表紙にも掲げてきた。

で、このATWIKIはblockquote内外の記述ルールが同一で、ネストできるとか、バックアップが容易とか、ページタイトル長無制限とか、使い勝手が良い。気に入っていたが、ここのところ、ATPAGEとATWIKIのセキュリティインシデントが続いたので、3連休で以下に引っ越しした。

==>忘却からの帰還 創造論とインテリジェントデザイン論 ( http://seesaawiki.jp/transact/ )

ページタイトル長制限のために、無理矢理切り縮めて変になったページタイトルもないわけではないが、まあそこそこの引っ越し。
posted by Kumicit at 2014/03/25 09:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ワイオミング州議会の民主的な科学の改訂の試み

ワイオミング州議会は民主的に、気候変動をめぐる科学の改訂を試みている。
In allocating funds to the state department of education, House Bill 1 provides, "neither the state board of education nor the department shall expend any amount appropriated under this section for any review or adoption of the next generation science standards as developed by the national science teachers association, the American association for the advancement of science, the national research council, and 'Achieve'" (capitalization as in original). The bill was signed into law on March 5, 2014.

州教育省への予算配分において、HB1は「全米理科教師協会とAAASとnational research councilとAchieveによって作成された次世代理科教育基準のレビューあるいは採択について、州教育委員会と州教育省が支出することを禁じる。」この州法案は2014年3月
5日に州法となった。

The exact requirements of the provision are unclear, the Casper Star-Tribune (March 14, 2014) observes: "Some say the provision, which came through a last-minute footnote, blocks the state from considering any part" of the NGSS. "Others, including the provision's author, say it prevents the wholesale adoption of the standards as they are written." As a result, legal staff at the state board of education, the state department of education, and the legislature are attempting to clarify its meaning.

厳密な法規定は明確ではないが、Casper Star-Tribuneは「土壇場の注記により州政府は次世代理科教育基準のどの部分も検討してはならないと言う者もいる。規定の提案者などは、現状での次世代理科教育基準の採択を禁じると言う」と報じている。結果として、州教育委員会と州教育省と州議会は意味の明確化を試みている。

What is clear, however, is that the NGSS were targeted in part because of their treatment of global climate change (which is one of four sub-ideas in the core idea of Earth and Human Activity at both the middle school and high school level). Matt Teeters (R-District 5), who coauthored the provision, told the Star-Tribune that the NGSS "handle global warming as settled science," adding, "There's all kind of social implications involved in that that I don't think would be good for Wyoming."

しかし、明らかなことは、地球気候変動(中学及び高校のコアアイデア地球と人間活動の4つのサブアイデアの一つ)の扱いを理由として次世代理科教育基準を標的としていることである。この規定の共同提案者である共和党District5のMatt Teeters州議会議員はCasper Star-Tribuneに「次世代理科教育基準は地球温暖化を確定した科学として扱っている。これは私がワイオミング州にとって良くないと考える、あらゆる社会的影響を含んでいる。」と語った。

[Wyoming blocks NGSS over climate(2014/03/14) on NCSE]
州法として成立した以上は、策定された次世代理科教育基準を民主的に改訂する他ない。「気候変動は理論に過ぎない」とか「気候変動モデルの強いところと弱いところ」とか、反進化論ノリになるかどうかはわかたないが、似たようなことをするかも。
posted by Kumicit at 2014/03/25 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014/02/23

無効化されているルイジアナ州創造論進化論均等取扱州法を廃止する2度目のチャレンジ

Edwards v. Aguillard裁判(1987年)で違憲判決が確定し、無効化されたルイジアナ州創造論進化論均等取扱州法は、まだ条文としては残っていた。昨年(2013年)、この残骸を廃止する条文を州法案SB205に盛り込んで、州上院本会議を通過したが、その条文は州下院で消滅していた。

米国の進化論教育及び気象教育を守るNCSEによれば、この残骸を廃止する州法案が再び提案された。
Louisiana's Senate Bill 70 (PDF) would, if enacted, repeal the state's Balanced Treatment for Creation-Science and Evolution-Science Act, which was enacted in 1981 and declared to be unconstitutional by the United States Supreme Court in Edwards v. Aguillard in 1987. Yet the law remains on the books. SB 70 was prefiled by Dan Claitor (R-District 16) on February 17, 2014, and referred to the Senate Committee on Education.

ルイジアナ州上院州法案SB70は成立すれば、1981年に成立し、Edwards v. Aguillard裁判の連邦最高裁所の違憲判決により無効化されたルイジアナ州創造論進化論均等取扱州法を廃止する。この州法はまだ記述上は残っている。SB70はDan Claitor(共和党District 16)による予備登録され、州上院教育委員会に送られた。

It is Claitor's second attempt to repeal the Balanced Treatment Act. In 2013, he amended Senate Bill 205, which concerned foreign language immersion programs in public school districts, to repeal the obsolete law, and the amended bill passed the Senate, despite the opposition of Ben Nevers (D-District 12), the senate sponsor of the so-called Louisiana Science Education of 2008, who argued that it would be useful for the law to be on the books in case the Edwards decision is ever reversed.

これは創造論進化論均等取扱州法を廃止しようとするClaitor州上院議員の2度目の試みである。2013年には公立学校の外国語Immersion問題についての州法案SB205を修正し、均等取扱い州法の廃止条項を加えた。2008年のルイジアナ理科教育州法の州上院提案者であり、Edwards裁判の判例が覆った場合には使えると述べていた、Ben Nevers(民主党District12)州上院議員が反対したが、州法案は州上院を通過した。

When SB 205 went to the House Education Committee, however, the provision repealing the Balanced Treatment Act was stripped from the bill, in part owing to the bill's original sponsor describing it as "oddball." The Senate rejected the House version of the bill, but a conference committee then agreed on a version of the bill lacking the repeal provision, which was subsequently passed by both houses of the legislature, leaving the Balanced Treatment Act intact.

SB205が州下院教育委員会に送られると、創造論進化論均等取扱州法を廃止する条項は削除された。これは州法案のもともとの提案者がその条項をoddballだと述べたことも一因である。州上院は州下院バージョンの条文を拒否したが、両院協議会で廃止条項を削除したバージョンで合意し、州上下両院を通過したため、創造論進化論均等取扱州法は残っていた。

[Louisiana to repeal 1981 creationist law? (2014/02/21) on NCSE]
こんどは独立した州法案として提案された。ただし、審議日程に載せて、州上下両院本会議まで到達するかは不明。

なお、ルイジアナ州議会は上階両院とも民主党が多数を占めており、反進化論州法である2008年の理科教育州法も民主党州上院議員の提案で、共和党全員と民主党の大半という圧倒的多数で可決されている。そして、創造論進化論均等取扱州法の廃止に動いているのが共和党議員。
posted by Kumicit at 2014/02/23 14:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014/01/30

オリゲネスとタルムードと安息日

「さて、太陽も月も星もなく、第一日目には天すら存在しなかったのに、「第一日」、「第二日」、「第三日」と言われ、おまけに「朝」と「晩」があったとされているのを、合理的である解釈する人が誰かいるだろうか、私は尋ねたい」と書いたオリゲネス(184/185 – 253/254)は、他にも聖書を字義通り読むことの奇妙さの例を挙げていた。
更にまた、「安息日に荷をたずさえてはならない」(10)と[聖書が]言っているのも、遵守不能なことと私には思われる。というのは、聖なる使徒[パウロ]も言っているように、ユダヤ人の学者たちはこれらの掟から「とりとめもない作り話」(11)を引き出して、底がねのない履物をはいていれば、荷をたずさえていることにはならないが、底がねを撃った履物をはいていれば、荷をたずさえたことになる(c)、また何かを片方の背に担いでいれば、それは荷とみなされるが、両方の背に担いでいれば、それは荷とみなされないと言っているのである。



10. 「主はこう言われる。あなたたちは、慎んで、安息日に荷を運ばないようにしなさい。エルサレムのどの門からも持ち込んではならない。」 (エレミヤ書17章21節)
11. 「作り話や切りのない系図に心を奪われたりしないようにと。このような作り話や系図は、信仰による神の救いの計画の実現よりも、むしろ無意味な詮索を引き起こします。」 (テモテへの手紙一/1章4節)
c. バビロニアのタルムード Sabbath VI,2

[オリゲネス(小高毅 訳): 諸原理について (第4巻3章一, p.298)]
それらしい記述がタルムードにある。
MISHNA III.: One who carries out anything in the right or in the left hand or in his bosom or on his shoulder is culpable, as so was the manner in which the sons of Kehath carried (their burdens). 1 But one who carries out a thing on the back of his hand or with his foot, with his mouth, with his elbow, with his ear, with his hair, with his waist bag, the opening of which is at the bottom, or between his belt and his shirt, with the edge of his shirt, with his shoe or sandal, is not culpable, because he carries it in an unusual manner.

右手や、左手や、胸や、肩で何かを運んだ場合は違反である。Kehathの子らが荷をそのようにして運んだからである。しかし、手の甲の上や、足や、口や、肘や、耳や、髪や、開口部が底にあるウェストバッグや、ベルトとシャツの間や、シャツの端や、靴やサンダルで運んだ場合は違反ではない。普通でない方法で運んだからだ。

GEMARA: R. Elazar said: "One who carries out a burden ten spans above the ground [not on his shoulder, but in the air] is culpable, because in this manner the sons of Kehath carried their burdens." Whence do we know that the sons of Kehath carried their burdens in this way? It is written [Numb. iii. 26]: "Which is by the tabernacle and by the altar round about." Hence he compares the tabernacle to the altar. As the tabernacle was ten ells, so was also the altar ten ells; and whence do we know that the tabernacle itself was ten ells? Because it is written [Ex. xxvi. 16]: "Ten ells shall be the length of the boards." Or we may say that we know that the sons of Kehath carried their burdens in this manner from the ark, as the Master said: The ark was nine spans high, and with the cover, which was one span higher, it was ten. Experience is to the effect that when a burden was carried on the shoulders by means of poles, one-third of the burden was above the poles and two-thirds below; then as the ark was ten spans high and one-third of it was carried above the shoulders, it was certainly more than ten spans above the ground.

Elazar師は言った「肩の上ではなく、空中で、地上から10スパンの高さで荷物を運んだ場合は違反である。Kehathの子らが荷をそのようにして運んだからである。」どうやって、我々がKehathの子らがそのように荷物を運んでのを知っているのか? 民数記3章25節に「幕屋と祭壇を囲む庭の周りの幕とその入り口の幕、綱、およびそれにかかわる仕事をすることである。」と書かれている。したがって、彼は幕屋と祭壇を比較している。幕屋は10アンマであり、したがって、祭壇は10アンマだった。では、どうやって、幕屋が10アンマだったことがわかるのか? それは出エジプト記26章16節にある。「一枚の壁板は縦十アンマ、横一・五アンマ」 あるいは、Kehathの子らが彼らの荷をそのようにしてアークから運んだことを知っていると言ってもいいかもしれない。主が言われるように、アークは9スパンの高さがあり、1スパンの高さのカバーがあった。したがって、10スパンである。ポールを用いて肩の上で運べば、荷物の1/3はポールの上に、2/3はポールの下になる。アークは10スパンあり、1/3が肩の上で運ばれたので、確かに地上より10スパン以上ある。

[Babylonia Talmud Sabbath X (English Translation]
遵守不能の規定に抜け道のような解釈を与えることで、「字義通り」を捨てないという方法がとられていたようだ。そして、それをオリゲネスはネタにしていた。

現在の「字義通りの解釈」を行う創造論者たちは、たとえば地動説と聖書の記述を整合させるというアクロバテチックなことにチャレンジしている。二千年近く前から、あまり変わっていないというべきか。
posted by Kumicit at 2014/01/30 00:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014/01/08

福音主義キリスト教徒の学生たちが進化論を受け入れた後で...

キリスト教大学であるEastern Nazarene Collegeで1984年から2011年まで、科学を教えていたKarl W. Gibersonが、こんなことを書いている。
For a quarter century I taught scientific theories of origins−evolution and the Big Bang Theory−under a cloud of suspicion that waxed and waned but never totally disappeared. With few exceptions, my mostly evangelical students accepted these ideas. I took informal polls indicating that most of the 50 percent of my students who rejected evolution at the beginning of my course accepted it by the end. My colleagues at other evangelical colleges report similar experiences. We were hopeful that these evangelical students would become leaders of their faith communities and gradually persuade their fellow evangelicals that evolution was not a lie from hell−which was what many of them had been taught in Sunday school. But instead scientifically informed young evangelicals became so alienated from their home churches that they walked away, taking their enlightenment with them.

四半世紀、私は進化論とビッグバンという起源の理論を、大きくなったり小さくなったりしつつみ消えることのない疑いの雲の下で、教えてきた。わづかの例外を除いて、私が教えた福音主義キリスト教徒の学生たちは、これらの考えを受け入れた。非公式なアンケートで、コースの始めに進化論を否定していた50%の大半が、コースの終わりには、これらの考えを受け入れていた。他の福音主義キリスト教大学の同僚も同様の経験を報告している。我々は、これらの福音主義キリスト教徒の学生たちが彼らの信仰コミュニティの指導者となって、進化論が日曜学校で教えられているような地獄からの嘘ではないと、仲間の福音主義キリスト教徒たちを説得してくれると期待していた。しかし、実際には、科学教育を受けた若き福音主義キリスト教徒たちは、所属していた教会から阻害され、科学教育によって得たものとともに教会から歩み去って行った。

An alarming study by the Barna group looked at the mass exodus of 20-somethings from evangelicalism and discovered that one of the major sources of discontent was the perception that “Christianity was antagonistic to science.” Anti-evolution, and general suspicion of science, has become such a significant part of the evangelical identity that many people feel compelled to choose one or the other. Many of my most talented former students no longer attend any church, and some have completely abandoned their faith traditions.

Barna grouoの憂慮すべき研究は、20件ほどの福音主義キリスト教からの集団離脱を観察し、主要な不満の原因の一つが「キリスト教が科学に敵対的だ」という認識であることを発見した。反進化論、そして一般的な科学への疑いが、多くの人々に信仰と科学の二者択一を迫るほどに、福音主義キリスト教の大きな部分を占めるようになってきた。学生のときに私の授業を受けた優秀な人々は、今では教会に通うことがなくなり、信仰を絶ってしまった者もいる。

[Karl W. Giberson:"2013 Was a Terrible Year for Evolution"(2014/01/02) on DailtBeast via Ed Brayton]
科学を知ったことで信仰を失ったのではなく、科学を知った信者を教会が排除してしまっていると、Karl W. Gibersonは言う。

彼が言及した、Barna GroupのDavid Kinnaman所長率いる5年間の研究で挙げられた、若者と教会の断絶の理由の一つが確かに「科学に敵対的」というのがある。
Reason #3 – Churches come across as antagonistic to science.

One of the reasons young adults feel disconnected from church or from faith is the tension they feel between Christianity and science. The most common of the perceptions in this arena is “Christians are too confident they know all the answers” (35%). Three out of ten young adults with a Christian background feel that “churches are out of step with the scientific world we live in” (29%). Another one-quarter embrace the perception that “Christianity is anti-science” (25%). And nearly the same proportion (23%) said they have “been turned off by the creation-versus-evolution debate.” Furthermore, the research shows that many science-minded young Christians are struggling to find ways of staying faithful to their beliefs and to their professional calling in science-related industries.

教会や信仰から断絶したと若い成人が感じる理由の一つが、キリスト教と科学の間に感じられる緊張関係である。この領域で最も多い認識は「キリスト教徒は自分が全ての答えを知っていることに過剰な自信を持っている」ことである(35%)。キリスト教を背景に持つ若い成人の29%が「我々が住む科学の世界から、キリスト教は道を踏み外そうとしている」と感じている。さらに、25%が「キリスト教は反科学だ」という認識を持っている。23%が「進化創造論争で、信仰をやめた」と回答した。さらに、研究は、科学志向を持つ若いキリスト教徒の多くが、自らに信仰に留まることと、科学関連業界志向の間で葛藤していることを明らかにした。

[Barna Group 2011/09]
この結果は、反進化論はもとより、気候変動否定論などと連鎖して、政治に影響を及ぼしている福音主義キリスト教勢力だが、そうすることで、若い世代の離脱を招こうとしていることを示唆している。

posted by Kumicit at 2014/01/08 07:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013/12/19

クリスマスについての世論調査

Pew Research Centerが2013年12月3-6日に、米国の成人2001名に対して、クリスマスについての世論調査を実施した。

クリスマスを宗教イベントとして祝うか、カルチャーイベントとして祝うか、いわわないか?

[Celebrating Christmas and the Holidays, Then and Now(2013/12/18) on PEW]

ここで注目点は世代の差。65歳以上では宗教とカルチャーは66対19だが、18-29歳では39対44とカルチャー側に傾いている。このまま推移すれば、半世紀後にはクリスマスをカルチャー祝日と思う人々が多数派になる。

これほど明瞭ではないが、処女懐胎についても世代の差が見えている。
処女懐胎を信じるか?

[Celebrating Christmas and the Holidays, Then and Now(2013/12/18) on PEW]
白人の福音主義キリスト教徒や黒人プロテスタントはさておき、他宗派では処女懐胎を信じない人々がいる。少しずつではあるが、若い世代の方が処女懐胎を信じなくなってきている。

若い世代ほど宗教から距離を取り始めているようにも見える世論調査結果だが、実際のところはわからない。確かに米国全体では宗教を重要だと思う人々の比率は漸減している。一方で、若い世代に、MTD(Moralistic therapeuitic deism)と呼ばれる「神が存在して、我々がナイスであることを望んでおり、人生の要点は幸福である」という、もわっとした擬似宗教が広まり始めている。今しばらく、宗教宗派及び無宗教の比率や、教会へ行く頻度の推移などとともに、MTDの調査を眺めて行く必要があるだろう。

posted by Kumicit at 2013/12/19 16:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013/12/08

O'Reilly曰く「イエスはフードスタンプを良い考えだとは言わないだろう」

おなじみFoxnewsのホストBill O'Reillyが、イエスはフードスタンプを良い考えだとは言わないだろうと、自分の番組での、ペンテコステ派牧師との対談で述べた。
“The problem I have, as I stated is that you’re helping one group by hurting another group and a bigger group, and so I don’t know if Jesus is going to be down with that,” O’Reilly told Pentecostal Pastor Joshua Dubois.

“Jesus would be down for the poor,” Dubois pointed out. “He would want to make sure every single person in this country had enough food to eat. And the bottom line is if you add up every single private charitable dollar that feeds hungry people in this country, it’s only 10 percent of what we would need to make sure everyone has food in their stomachs. The rest comes from the federal government.”

“You’re making a powerful argument, but there is one huge mistake in it,” O’Reilly opined. “And that is that some of the people who don’t have enough to eat, it’s their fault they don’t have enough to eat. Particularly with their children.”

He continued: “If you’re an alcoholic or heroin addict or a drug addict and you can’t hold a job, alright, and you can’t support your children − and that’s a circumstance of millions and millions of people, not most, but a lot, a substantial minority − then it’s your fault, you’re bringing the havoc, that you’re asking people who may be struggling themselves to put food on the table to give their tax money to you. And then you’re not even going to buy food with it, you’re going to buy booze and drugs with it.”

“With all due respect, there’s a lot of misconceptions in what you just said,” Dubious replied. “The vast majority of that program goes to elderly people, people who are disabled, 46 percent are children and most people are working families.”

“My parents didn’t make a lot of money and they were able to put food on the table,” O’Reilly grumbled. “I give a lot of money − and you probably know this − to children’s charities, okay? Children who have derelict parents. And I say, it’s not the kids’ fault so I’m going to give the money to the kids. But I don’t give it to charities unless the charity hands it to the kids, gets it right to the kids. So, I’m circumventing the drugs and the alcohol and the other craziness, alright?”

“I don’t live in a derelict country,” Dubois insisted. “There are some folks that have the problems that you described, but that is not the vast majority of food stamp recipients.”

FoxNewsホスト Bill O'Reilly: 問題は述べたように、あなたが別の集団、より大きい集団を損ねることで、ある集団を助けていることです。したがって、イエスがそれを良い考えだと言うとは思えない。

ペンテコステ派牧師 Joshua Dubois: イエスは貧しき者たちのためにしてみようとするでしょう。イエスはこの国の最後の一人にまでも食べ物を十分に行き渡らせようとするでしょう。ボトムラインは、もしこの国で飢えた人々の面倒を見ている慈善団体の資金を10%増やすだけで、すべての人々の腹を満たせるのです。残りの資金は連邦政府が出しています。

O'Reilly: あなたは強力な論を展開しているが、大きな間違いが一つあります。そして、それこそが、十分に食べられない人々がいる理由なのです。彼ら自身のせいで十分に食べられないのです。特に子供たちが。

もし、アルコール依存やヘロイン依存や薬物依存で仕事につけないなら、子供を食べさせられないでしょう。そのような状況が幾百万もあるのです。大半ではないにせよ、多く、無視しえない少数派がいるのです。それは彼らのせいです。自力で食べ物を確保しようとしている人々に対して、税金を彼らに渡すことを求めているのです。彼らは食べ物を買わずに、そのお金で薬物を買うでしょう。

Dubois: そのすべてについて、多くの誤解があります。フードスタンプの利用者の大多数は、老人や障害者であり、46%は子供であり、大半の人々は労働しています。

O'Reilly: 私の両親は多くのお金を稼げず、十分な食料を確保できませんでした。私はご存じのように、多くのお金を子供向け慈善団体に寄付しています。養育義務を放棄した親たちを持つ子供たちに。それは子供たちの責任ではないと私は言っています。だから、私は子供たちにお金を出しています。しかし、慈善団体が子供にお金を渡さないなら、私は寄付していません。だから、私は薬物やアルコールやその他の愚行を忌避しています。

Dubois: 我々はそのような国には住んでいません。そのような問題は一部にはありますが、フードスタンプ受給者の大多数はそんなことはありません。

[David Edwards: "Bill O’Reilly: Jesus is not ‘down with’ food stamps because most poor people are drug addicts" (2013/12/04) on RawStory]
これは、ユニバーサルに存在する「論争」のようだ。
posted by Kumicit at 2013/12/08 15:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マッチョなイエス

American Family AssociationのBryan Fischerによれば、資本主義はイエス自身の教えに上に築かれている。
it was pretty interesting to see Bryan Fischer suddenly join the movement today on his radio program when he declared that the "secret of capitalism" came right out of Mark 10:45, which says that "For even the Son of Man did not come to be served, but to serve, and to give his life as a ransom for many."

In fact, said Fischer, the entire concept of capitalism "is built on the teaching of Jesus himself" and this passage is even the source for the idea that the customer is always right

Bryan Fischerが自身のラジオ番組で動きに絡んできたのはとても面白い。彼は「資本主義の秘密はマルコによる福音書10章45節の『人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、多くの人の身代金として自分の命を献げるために来たのである。』から来ている」と述べた。実際、Fischerは資本主義の概念全体が「イエス自身の教えの上に築かれており」、この節が、顧客が常に正しいという考えの源泉だと述べた。

[Kyle Mantyla: "Fischer: 'Capitalism is Built on the Teaching of Jesus Himself'" (2012/04/17) on Right Wing Watch]


Family Research CouncilのJerry Boykin退役中将によれば、イエスはマッチョである。
As Boykin explained, Jesus was a carpenter and stone mason for most of his life, which required him to be constantly lifting heavy pieces of wood and stone. All this lifting, in turn, meant that Jesus had calluses on his hands and "big, bulging biceps, big ole veins popping out of his arms, thin waist, [and] strong shoulders."

Boykinによれば。イエスは生涯の大半を大工と石工として過ごした。そのような仕事では重い木材や石材を常に持ち上げている。このような運搬で、イエスの手にはまめができていて、上腕二頭筋が腕から盛り上がり、腰は引き締まり、静脈が浮出て、頑健な肩をしていた。

"He was a man," Boykin said. "He was a man's man, but we feminized him in the church ... He was a tough guy and that's the Jesus that I want to be like. That's the side that I want to be like. But we've feminized Jesus in the church and the men can't identify with him anymore; not the kind of men that I want to hang out with, they can't identify with this effeminate Jesus that we've tried to portray. He was a tough guy. He was a man's man"

「イエスは男だ。男の中の男だ。しかし、教会ではイエスは女性化されている。イエスはタフガイであり、私はイエスはそうあってほしいと私が思っている姿である。そのような面こそ、私があってほしいと思う面である。しかし、我々は教会でイエスを女性化している。そして、それ以外の姿を思い浮かばないようにしている。私が思うような姿など。我々が描こうとしている女々しいイエスでは。イエスはタフガイだった。イエスは男の中の男だった。

[Kyle Mantyla: "Boykin: Jesus 'Was A Tough Guy, He Was A Man's Man'"(2013/11/18) on Right Wing Watch]
こんなかじだったようだ。
MachoJesus.jpg
[BUFF JESUS]

きっと十字架から自力脱出し、十字架を振り回して、ジーザス無双とかやってたのだろう。

で、さらに "Pray In Jesus Name" showの "Pray In Jesus Name" showによれば、イエスはゲイを地獄に突き落すであろう。
Klingenschmitt said that even if a court orders the church to allow the ceremony, God will never bless the marriage, saying that "God is going to withhold his blessing from sodomy because God has defined that as sin."

Klingenschmitt went on to add that one day "Jesus will come back and rule. In fact, he'll strike down the judge, he'll strike down the law in Britain, he'll strike down the sodomites and throw them into Hell"

Klingenschmittは「たとえ法廷が結婚式を認めるように教会に命じようとも、神はその結婚を絶対祝福しない。神はゲイを罪であると定めているので、ゲイを祝福することはない。」と述べた。

さらに「イエスはいつの日か還ってきて、支配する。実際イエスはそのような判決を叩き壊し、英国の法律を叩き壊し、ゲイをぶちのめして、地獄に突き落とすだろう。」

[Kyle Mantyla:"Klingenschmitt: Jesus Will 'Strike Down The Sodomites And Throw Them Into Hell'" (2013/08/13)on Right Wing Watch]
民数記15章 32-36節によれば、土曜出勤は死刑なので、休日出勤を認める法律も叩き壊すのかな?

posted by Kumicit at 2013/12/08 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013/11/09

忘却からの帰還 創造論/ID論 update

半年ほどアップデートしていなかった忘却からの帰還 創造論/ID論について、ここ2週間ほどで、の項目の追加・修正(41項目)を行った。

Answers in GenesisとCreation Ministries Internationalの創造論者が使ってはいけない論を見直すと、項目が増えていたので、まず「創造論サイド>創造論者が使ってはいけない論」に以下2項目を追加:


"若い地球の創造論"では、ノアの洪水は自然現象だという設定になっている。そこで水源は既存でなければならない。これについて「機械論的ノアの洪水」に以下2項目をブログエントリ1個から転記:


この他、コンコーディズム地球平板説を再配置。STSとしてのインテリジェントデザイン関連のネタを追加。

あと...

インテリジェントデザインは"Big Tent"と呼ばれる方針のもとの主張を構成している。すなわち、「地球も宇宙も6000歳で、世界は字義どおり6日間で創造された」と主張する"若い地球の創造論"(YEC=Young Earth Creationism)と「宇宙と地球について通常科学どおりだが、生物は常に創造され続けてきて人類創造を以って創造終了」と主張する"古い地球の創造論"(OEC=Old Earth Creationism)の両方と互換になるような主張によって構成される。このあたりを...

==>インテリジェントデザインのビッグテント構想

にまとめた。ただ、最近はこの方針がゆるんできていて、"古い地球の創造論"と同じく、通常科学の時系列を前提に書かれたも出ている。
posted by Kumicit at 2013/11/09 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013/11/05

簡単には語れないインテリジェントデザイン


コンコーディズム擁護する古い地球の創造論ミニストリReasons to Believeの主張は、ほぼコンコーディズムと一致する。
(1) The Bible and science (mainly geology and astronomy) are BOTH reliable sources of knowledge about the origin of the earth and the universe. God has written two “books” for our instruction, the book of nature and the book of scripture. Since God is the author of both “books,” they must agree when properly interpreted.
(2) Scientific evidence, when properly interpreted, is consistent with the Bible, when properly interpreted.
(3) The Bible does NOT tell us the age of the earth.
(4) The Flood was a real historical event, but it was not responsible for producing the fossils; rather, fossils are relics of organisms that were mainly here before humans.

聖書と科学(主として地質学と天文学)は、地球と宇宙の起源についての信頼できる知識源である。神は、我々を指導するために、自然という本と、聖書という本を書いた。二つの本の著者は神なので、適切に解釈すれば、両者は一致する。
適切に解釈された科学的証拠と聖書は整合する。
聖書は地球の年齢を言っていない。
ノアの洪水は歴史的な出来事だが、それで化石が形成されたわけではない。化石は主として人類以前の生物の遺物である。

[Ted Davis.:"Science and the Bible: Concordism, Part 1" (2012/06/19) on Biologos]

(1) Scientific evidence for an old earth is generally reliable and needn’t be refuted.
(2) Animals died long before the Fall of Adam and Eve.
(3) Quite a bit of evolution may have happened, but humans and (at least some) other major forms of life were separately created.
地球が古いという科学的証拠は信頼でき、論破不要である。
アダムとイブの堕落より、ずっと前から動物は死んでいる。
進化は起きているが、人間や主要な動物は独立に創造された。

[Ted Davis.:"Science and the Bible: Concordism, Part 2" (2012/07/03) on Biologos]

そして、若い地球の創造論の主張はもっと単純である。

  1. 聖書は無謬の観測記録である。
  2. 宇宙も地球も生命も、6000年前に創造された、
  3. ノアの洪水は全地球的で、これにより化石ができた。


これらに比べて、インテリジェントデザインの主張は、簡単には書けない。

  • 生命の歴史の話なのに、時系列がない。
  • 目的のための部品の意図的配置であるデザインの話なのに、目的も意図も、デザイナーも言及対象外である。
  • 超自然への言及を科学に持ち込もうという意志を表明しつつ、神には言及しない。
なので、突如として今日見られる動物のボディプランが出現したカンブリア爆発を好んで論じるのに、それが5億4200万年前から5億3000万年前の間に起きたのか、6000年前の6日間の出来事なのか問われても、答えない。

さらには、インテリジェントデザイン運動の目標が、ダーウィニズムを含む唯物論思想の打倒であるという。そして、これに関連して、ダーウィニズムの社会への影響を「研究」している。

かくして、インテリジェントデザイン支持者も、インテリジェントデザインが何なのか簡単には語れなくなっている。
posted by Kumicit at 2013/11/05 06:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013/11/03

「ID論」にコメント

「謎解き超科学」の31項目のうち、よく知っている「ID論」についてコメントしておく。

[2014/01/11追記: 「進化の目的」を撤回。別途記述予定]

「進化の目的」



創造科学では進化には目的があるというが (謎解き超科学 p.136)
これはおそらく「ID論」を「創造科学」と誤記したものと思われる。

その考えは19世紀にスペンサーが唱えて一世を風靡した説の焼き直しである。(謎解き超科学 p.136)
Spencerは、「究極の到達点へ向かって進化する」というラマルクの定向進化の立場に立っていた。

この定向進化を、現在のインテリジェントデザインと比べると
  • 大きな進化の道筋について、Lamarckが理神論的なフロントローディングを想定するのに対して、インテリジェントデザインはデザイナーの超自然からの介入(intervention)を想定する
  • 小さな変化について、Lamarckが獲得形質の遺伝を、インテリジェントデザインが突然変異と自然淘汰による小進化を想定する

と違いはある。しかし、「究極の到達点」のようなアンチダーウィニズムな考えは同じ。「進化は究極の目的へ向かっての進歩であり、その進化はデザイナーによってのみなされる」とも言えるインテリジェントデザインは、定向進化の変種と見てもよいかもしれない。

とすると、「スペンサーが唱えて一世を風靡した説の焼き直し」と言ってもいいのかもしれない。


「インテリジェントデザインは反進化論ではない」という自称



創造科学と違い、ID論では進化そのものまでは否定していない。 (謎解き超科学 p.136)
それほど単純ではない。

インテリジェントデザイン理論家Dr. Stephen Meyerは進化を以下にようにクラス分けしている
  1. 時間を経ての変化。自然の歴史。自然のイベントの時系列。
  2. 集団の遺伝子プール内の対立遺伝子の頻度の変化
  3. 限定的共通祖先。特定の生物集団が共通祖先の子孫であるという考え
  4. 共通祖先から限定的変化を起こすメカニズムで、主としてランダムな突然変異について働く自然選択
  5. ユニバーサル共通祖先。全生物が一つの共通祖先の子孫であるという考え
    ブラインドウォッチメーカー。共通祖先からの進化は、ランダムな突然変異について働く自然選択のような、導かれない、インテリジェントでない、目的のない、物質的プロセスのみのよって起きる
若い地球の創造論(創造科学)は1.の時系列を6000年としているが、変化そのものは積極的に認めている。これはノアの洪水から1000年程度で現在の多様な生物を、自然選択で種形成する必要があるため。それにより、4.まで認めて、5.から拒否。

一方、インテリジェントデザインは、1.に時系列には言及しないが、変化そのものは認めていて、おおよそ4.まで認めて、5.から拒否。Dr. Michael Beheのみ、5.も認めている。つまり、創造科学とほぼ同じ。


進化には知的なシナリオがあるはずで、進化が偶然の産物だというのは間違いだというのだ。 (謎解き超科学 p.136)
これには注記が必要で、インテリジェントデザインはこのシナリオの実装を、初期値と自然法則だけで行う(フロントローディング)のではなく、超自然からに介入で行うことを必須としている。


提唱者に昇格したCasey Luskin



ID論の提唱者であるディスカバリー研究所のケーシー・ラスキン氏 (謎解き超科学 p.136)
とあるが、Casey LuskinはDiscovery Instituteの弁護士・広報担当である。これは、National Geographicsの記事が、ナショナルジオグラフィックスの記事になったときに起きたことである。
インテリジェント・デザイン(ID)論の提唱者であるディスカバリー研究所のケーシー・ラスキン氏は次のように語る。

[進化論対「ID」論:クジラ (2009/11/27) on National Geographics]


... said Casey Luskin, a spokesperson for the Discovery Institute, a Seattle-based organization that advocates intelligent design.
(インテリジェントデザインを主張する、シアトルを本拠地とするDiscovery Instituteの広報担当Casey Luskinは語る....)

Evolution vs. Intelligent Design: 6 Bones of Contention (2009/11/23) on National Geogprahics]


宗教ではないという主張



多くのID論者は自分たちの研究は宗教と無関係だとしている。
...
創造科学を否定するような主張はなるべく避ける傾向がある。ID論者は進化論支持者と持論する際も、地球の古さや人類の起源を話題にしないことが多い。
...
知的デザイナーについても、その正体を追求するのは研究の目的ではない (謎解き超科学 p.140)
理由を書き出すと長くなるためか、理由は書かれていない。

で、このように主張する理由として、インテリジェントデザインの父たるPhillip E. Johnsonは以下の2つを挙げている。:
  • 地球の古さに言及しないのは、地球も宇宙も6000歳だという"若い地球の創造論者"と、宇宙と地球と生物の時系列について普通の科学を受け入れる"古い地球の創造論者"の両方を味方にするため。
  • 聖書に言及しないのは、神を信じない者たちと進化論を論じるため。
    これらのうち前者は、ビッグテント構想と呼ばれるインテリジェントデザイン運動の行動方針である。後者は公立学校の理科の授業に侵入する手段でもある。

    この方針に従うと、次のような愚かな事態を招く

    • 『「人間には不明である」目的を目指した選択をするインテリジェンスによる、「人間には意図不明な」部品の意図的配置である「デザイン」』というわけのわからない主張をしたことになる。
    • 「生命の歴史」の話をしているのに、「時系列」がない。


  • posted by Kumicit at 2013/11/03 07:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013/10/30

    メモ「irreducible complexity vs specified complexity」

    インテリジェントデザイン理論家Dr. Michael Beheの"irreducible complexity"とDr. William Dembskiの"specified complexity"及び"specified complex information"の出現頻度をgoogle ngramで見てみると...



    2005年頃から、Dembskiの"specified complexity"は低落傾向になっているが、まだ、Beheの"irreducible complexity"はまだ伸びている。

    また、"irreducible complexity"はMichael Beheが言い出す前から存在しているようで、books googleで見てみると...
    In one aspect, Science is an idealization of the methods of Nature; it reduces a tangle of sensations, and an apparently irreducible complexity of phenomena, to a symmetrical vision of beauty and order.

    [Report & Transactions, Volume 19 By Devonshire Association for the Advancement of Science, Literature and Art, 1887, P.25]
    という19世紀の本が出てきた。ということでMichael Beheの造語ではなかったようだが、出現はほぼ無に等しい。
    posted by Kumicit at 2013/10/30 23:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013/10/25

    2+2=5 STSの場合


    以前も触れたが、STS学者Barry BarnesとSTS学者David Bloorと歴史学者John Henryは、「創造論は疑似科学の汚名を着せられている」と言う。
    In some way Gauquelin is fortunate in merely being ignored; many practitioners of 'genuine science' fare no better. Other producers of 'suspect' work which nonetheless has prima facie claims to be scientific encounter active hostility. Parapsychology and creationism, for example, continue to be attacked and stigmatized as pseudo-scientific and the 'pretensions' of their practitioners are often ridiculed. Nor is the way that such fields are discriminated from 'genuinely scientific' enterprises invariably fair and even-handed. Often historically specific criteria of good science are selectively applied, and 'pseudo-sciences' are condemned as such on the basis of tests which most currently accepted genuine sciences would surely fail (Collins and Pinch 1982).

    ある意味、Gauquelinは無視されただけで幸運だった。多くの「本物の科学」の実践者たちは、それより良くない。「疑わしい」成果を出した実践者たちは、一応は科学的主張を持っているのだが、活発な敵意に遭遇する。たとえば、超心理学と創造論は、常に攻撃され、疑似科学の汚名を着せられ、実践者の自負は嘲笑され続ける。またそのような分野は、常に公平で公正な「本物の科学」界から差別されている。歴史的には、良い科学の規準は選択的に適用されていて、現在受け入れられている本物の科学でも確実に失敗するテストに基づいて、疑似科学だと非難されている。

    [Barry Barnes, David Bloor, and John Henry: "Scientific Knowledge:A Sociological Analysis", 1996, p.141]
    いかにも創造論者の主張みたいだが、STS学者の主張である。

    彼らの主張はこれに留まらない。

    ドストエフスキーやユーゴーやツルゲーネフやトルストイが不条理の象徴として使い、旧ソビエト連邦の5カ年計画のスローガンとなり、「ウィンストン・スミスが、国家が事実として主張する可能性を考え」ようとした2+2=5を掲げる。
    If this supports the view that we could have a convention in which 2 + 2 = 5, then it will be asked: why don't we have it? Why do we say 2 + 2 = 4 rather than 2 + 2 = 5, or all the other things we apparently could say? The objection lurking behind this query is that our current mathematical conventions might be more than 'just' conventions. They might have been selected or reinforced because they 'correspond' to some truth, or because they are informed by some uniquely rational virtue that singles them out. 

    The naturalistic response must be to take the question seriously, but to insist that if it has an answer it will not be in terms of our practices 'corresponding' to some mysterious mathematical reality. It will be for some naturalistically explicable psychological and social reasons. Consider, for example, why we might have a preference for what Lakatos called ' weightless' addition (where 2 + 2 = 4), rather than one of the indefinitely large number of alternatives. A sociological answer might appeal to principles of the following kind: to establish a convention for addition means solving a coordination problem, that is, it means getting everybody to adopt the same procedure. Coordination problems are easier to solve if they have a 'salient solution', one that is automatically visible to everyone and where everyone routinely assumes that it is visible to everyone else. Salient solutions are often extreme solutions, ones which lie prominently at the beginning or end of the spectrum of alternatives. Weightless addition may be such an extreme and prominent solution. There are therefore pragmatic reasons connected with the organization of collective action that would favour saying 2 + 2 = 4, rather than 2 + 2 = 5 or 6 or 7 or .... As a convention it is probably easier to organize than the others, and therefore more likely to arise histrically.

    [Barry Barnes, David Bloor, and John Henry: "Scientific Knowledge:A Sociological Analysis", 1996, P. 185]
    こういった主張は、米国の数学教育を蝕むという実害をもたらしたようだ。


    posted by Kumicit at 2013/10/25 09:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013/10/17

    理科教科書をめぐるテキサスの攻防 2013年 つづき


    理科教科書をめぐるテキサスの攻防の続き...

    米国の進化論教育を守るNational Center for Science Educationによれば、理科教科書の進化論記述を弱めよとするテキサス州教育庁の圧力に、教科書会社たちは抵抗中。
    "Materials submitted to the Texas Education Agency and examined by the Texas Freedom Network and university scientists show that publishers are resisting pressure to undermine instruction on evolution in their proposed new high school biology textbooks for public schools," according to a press release issued by the Texas Freedom Network on October 16, 2013. "This is a very welcome development for everyone who opposes teaching phony science about evolution in our kid’s public schools," Texas Freedom Network President Kathy Miller commented.

    Texas Freedom Networkが2013年10月16日に出したプレスリリースによれば「教科書出版社たちがテキサス州教育庁に提出した文書を、Texas Freedom Network及び大学の科学者たちが調べたところ、公立学校向けの新版理科教科書で進化論記述を弱体化させようとする圧力に抵抗中であることが分かった。」Texas Freedom Network 代表Kathy Millerは「これは、我々の子供たちの公立学校で進化論についてにニセ科学を教えることに反対する人々にとって、歓迎すべき事態の進展である。かっこと述べた。

    Publishers submitted their proposed science textbooks for adoption in Texas in April 2013, and review panels, composed of Texans chosen by the state board of education, were responsible for evaluating them. But, as NCSE previously reported, ideologues on the panels attacked the treatment of evolution and climate change in the textbooks. "The arguments in these reviews are the same discredited claims anti-science activists have pushed for years," commented NCSE's Joshua Rosenau in a joint press release issued by TFN and NCSE.

    出版社は 2013年4月に、テキサス州採択教科書候補を提出し、これらの評価はテキサス州教育委員会が選定したテキサス州民からなるレビュー委員会に委ねられた。しかし、既にNCSEが報告したように、イデオローグなレビュー委員たちが、教科書での進化論と気候変動の扱いを攻撃している。「これらのレビュー委員たちの論は、長年にわたり反科学活動家たちが行なってきた信頼できない主張と何ら違わない」と、Texas Freedom NetworkとNCSEの共同プレスリリースで、NCSEのJoshua Rosenauは述べている。

    [Share on facebook Share on twitter Share on email Share on print More Sharing Services (2013/19/16) on NCSE]
    なお、進化論と気候変動の扱いを攻撃している委員は...
    One is a nutritionist who believes “creation science” based on biblical principles should be taught in the classroom. Another is a chemical engineer who is listed as a “Darwin Skeptic” on the Web site of the Creation Science Hall of Fame. A third is a trained biologist who also happens to be a fellow of the Discovery Institute, the Seattle-based center of the intelligent-design movement and a vice president at an evangelical ministry in Plano, Tex.

    一人は、聖書に基づく創造科学を授業で教えるべきだと考えている栄養士である。もう一人は、Creation Science Hall of FameサイトにDarwin Skeptic”として列挙されている化学技術者である。三人目はシアトルを本拠地とするインテリジェントデザイン運動の中心であるDiscovery Instituteのフェローであり、テキサス州Planoの福音主義キリスト教会の副代表でもある生物学者である。

    [Creationists on Texas Panel for Biology Textbooks (2013/09/28) on NY Times]
    TFN及びNCSEによれば、「聖書の原理に基づく創造科学・中間化石はない・気候変動に人間活動が影響している証拠はない・種の多様性に気候変動が影響する証拠はない・インテリジェントデザインは信頼できる化学・進化メカニズムlとしての再結合と遺伝的浮動の否定・オオシモフリエダシャクの実験の否定」などを入れることを求めているという。

    これが通ると、出版社はテキサス州バージョンを作ることになり、それを今度は別の州が教科書候補として採択するという流れになる。
    posted by Kumicit at 2013/10/17 09:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013/09/21

    ミシガン州下院に反"気候変動科学"州法案が登場

    米国の進化論教育を守National Center for Science Educationによれば、ミシガン州下院に反"気候変動科学"州法案が登場した。
    House Bill 4972, introduced in the Michigan House of Representatives on September 12, 2013, would, if enacted, require that "[t]he state board model core academic curriculum standards shall not be based on the Next Generation Science Standards." Additionally, it would prohibit the state board of education and the state department of education from adopting, implementing, or aligning assessments to the NGSS, and prohibit all state officials and agencies from participating in implementing the NGSS.

    The bill's primary sponsor, Tom McMillin (R-District 45), told the Petoskey News-Review (September 18, 2013) that he was primarily worried about "turning over our standards to unelected bodies," but he and cosponsor Greg MacMaster (R-District 105) also acknowledged their concern about the NGSS's inclusion of global warming: "It does get into controversial issues such as man-made global warming as fact,” said McMillin. "That's still somewhat controversial."

    ...

    2013年9月12日にミシガン州下院に提案されたHB4972は成立すれば、「州委員会モデルコア学術カリキュラム基準は次世代理科基準(NGSS)に基づいてはならない」ことを義務付ける。さらに、州教育委員会及び州教育庁に対して、NGSSの採択・実施・アセスメント実施を禁じ、州当局者と州機関に対して、NGSSの実施を禁じる。

    州法案の提案者Tom McMillin州下院議員(共和党District 45)は、Pretoskey News-Review(2013/09/19)に対して、「選挙で選ばれていない団体に、我々の基準を合わせる」ことへの懸念をまず述べた。しかし彼と共同提案者Greg MacMaster州下院議員(共和党 District 105)は、懸念がNGSSに地球温暖化が入っていることであることを認めた。「人間起源による地球温暖化のようなコントロヴァーシャルな問題を事実として入れている。これはまだ少しはコントロヴァーシャルである」とMcMillin州下院議員は述べた。

    [Anti-NGSS bill introduced in Michigan (2013/09/19) on ncse]
    州法案としては反進化論州法案と同類であり、どこまでミシガン州下院の共和党幹部たちがまともに取り合うかは不明(審議すべき州法案は多く、反進化論州法案はどの州でも委員会棚上げになることが多い)。
    posted by Kumicit at 2013/09/21 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013/09/15

    理科教科書をめぐるテキサスの攻防 2013年

    テキサス州は人口2500万人で、カリフォルニア州の3700万人につぐ人口を擁している。このため、テキサスでの学校教科書の動向は他の州にも影響を及ぼす。そして、この教科書をめぐる戦いは、たとえば、「マーティン・ルーサー・キング・ジュニア師の非暴力的なアプローチとともに、ブラックパンサーの暴力の哲学」を学ぶことを義務付けたり、「資本主義」を「自由企業体制」と置換してみたりするなど、歴史教科書にも見られる。

    もちろん主戦場は生物学や地学であり、米国の進化論教育を守るNational Center for Science Education (ncse)によれば、既に2009年に理科教科書が少し歪められている。
    At its March 25-27, 2009, meeting, the Texas state board of education voted to adopt a flawed set of state science standards, which will dictate what is taught in science classes in elementary and secondary schools, as well as provide the material for state tests and textbooks, for the next decade. Although creationists on the board were unsuccessful in inserting the controversial "strengths and weaknesses" language from the old set of standards, they proposed a flurry of synonyms − such as "sufficiency or insufficiency" and "supportive and not supportive" − and eventually prevailed with a requirement that students examine "all sides of scientific evidence." Additionally, the board voted to add or amend various standards in a way that encourages the presentation of creationist claims about the complexity of the cell, the completeness of the fossil record, and the age of the universe.

    2009年3月25-27日の会議で、テキサス州教育委員会は、「今後10年間の、小中学校の理科の授業内容を定め、州の試験及び教科書の内容を定める」誤った理科教育基準の採択を採決した。州教育委員会の創造論者たちはコントロヴァーシャルな用語な以前の基準からある「強いところと弱いところ」を挿入できなかったが、彼らは「十分あるいは不十分」と「支持的と非支持的」を提案し、最終的に生徒たちに「科学的証拠のすべての面を調べる」ことを義務付けることに成功した。さらに、州教育委員会の採決で、細胞の複雑さや化石記録の完全さや宇宙の年齢についての創造論者の主張の提示を推奨する方向に、さまざまな基準を追加・修正することを決議した。

    [A setback for science education in Texas (2009/04/01) on ncse]
    そして、再び戦いの季節がやってきた...
    Ideologues on official state textbook review teams are attacking the treatment of evolution and climate change in science textbooks under consideration in Texas, charged the Texas Freedom Network and the National Center for Science Education in a joint press release issued on September 9, 2013. "Once again culture warriors on the state board are putting Texas at risk of becoming a national laughingstock on science education," TFN's president Kathy Miller warned.

    As the press release explains, documents obtained by the TFN show "that reviewers made ideological objections to coverage related to evolution and climate change in textbooks from at least seven publishers, including several of the nation's biggest publishing houses. Failing to obtain a review panel's top rating makes it harder for publishers to sell their textbooks to school districts or can even lead the State Board of Education (SBOE) to reject the textbook altogether."

    「州教科書の公式レビューチームのイデオローグたちは、テキサス州で検討中の理科教科書記載の進化論と気候変動の扱いについて攻撃してきた」と、Texas Freedom NetworkとNational Center for Science Educationの2013年9月9日付の共同プレスリリースで非難した。「州教育委員会の文化戦士たちは、テキサスの理科教育を全米の笑いものになるリスクに晒している」とTFN代表Kathy Millerは警告した。

    そのプレスリリースによれば、TFNが入手した文書は「レビューアーたちは、少なくとも7社の理科教科書の進化論及び効く変動についての記載にイデオロギーてき異論を唱えている。うち数社は全米の大手出版社である。このレビューパネルで高いスコアを得られなかった出版社は、学区での採択が困難になるばかりか、州教育委員会によって教科書として却下される可能性もある。

    [Textbooks under attack in Texas (2013/09/09) on ncse]
    TFN及びNCSEによれば、聖書の原理に基づく創造科学・中間化石はない・気候変動に人間活動が影響している証拠はない・種の多様性に気候変動が影響する証拠はない・インテリジェントデザインは信頼できる化学・進化メカニズムとしての再結合と遺伝的浮動の否定・オオシモフリエダシャクの実験の否定などを入れることを求めているという。

    これが通ると、出版社はテキサス州バージョンを作ることになり、それを今度は別の州が教科書候補として採択するという流れになる。
    posted by Kumicit at 2013/09/15 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

    2013/08/15

    突撃敢行する人々

    Scopes Trial (1925)以来、半世紀以上にわたる進化論教育にもかかわらず、創造論支持者が減らないのは何故か?すなわち、"Deficit model"がうまくいかないのは何故か?その疑問が、心理学者たちの関心を惹いて、目的論選好や、科学への抵抗感や、コントロールの回復と否定論や、動機付けられた推論・事実認識などの我々が科学を信じない理由についての科学の探求が進められてきた。

    さらに、旧世紀末あたりから進行した共和党支持者のアンチサイエンス傾向。もはや世論の乖離要因として、性別・年齢・所得・学歴よりも政党支持の方が大きいという状況についても、心理学が踏み込み始めた。恐怖感が保守支持を高めることがわかってきた。すなわち、保守的な人々が恐怖を感じやすいのではなく、恐怖を感じやすい人々ほど保守的である。さらに、大きな扁桃体が信条システムに保守的な見方を加える傾向さえ見出されるようになってきた。それをおそらく知った上で、共和党は恐怖を煽っているようでもある。

    ただ、これら共和党支持者・保守な人々の傾向は、自然界にあっては決して不利な形質ではない。より危険に関心を持ち、危険にすばやく反応し、危険に断固として対処することは、おそらく安全ではない状況では、とても有利な形質に見える。そして、もちろん、そのような危機的状況では、熟慮するよりも、即断即決が必要だろう。すなわち、思考の節約が必要だろう。そして、逆に思考の節約が人を保守的にすることも見えてきている。

    一方、目的論選好とも関連するが、ダンバーの社会脳仮説を受け入れるなら、人間は、社会構造及び他人を理解するために構築された心を、自然界の理解にも流用している。結果として、自然界の背後の陰謀者を見るのか、自然界の要素そのものを陰謀のエージェントと見るかはさておき、自然現象に対しても、陰謀論的な見方をすることもありうる。そして、陰謀論信条の特徴として、互いに矛盾する陰謀論を信じることも容易である。結果として、自然科学を基礎とするなら、到底考えられないような論をも容易に信じ込んでいくことになるだろう。

    これは、悪しき事態・問題について「偶然と自然現象」ではなく「必然と悪しき意図」を見ることにつながる。そうなれば、問題解決の方法は、「悪しき意図を持つエージェントの打倒」になる。そうやって、敵を見定めれば、やることは、そのエージェントへの突撃敢行だろう。その際に、他の懸念を過小評価する形で自然と無視できる方が、突撃には有利だろう。

    で、ここからはかなりスペキュラティブだが、ひとたび敵を見定めて、攻撃を開始したなら、万難を排して、ゆらぐことなく突き進む方が、迷いながら進むよりも勝てる可能性は高いだろう。そして、排すべき万難には、「敵認定が間違っている」とか「別の敵に優先して対処する必要がある」とか言い出す味方も含まれるだろう。実際、現実によく起きる「裏切り者狩り」なんかが、まさにこれ。

    そして、そんな勢いだと、敵を打倒するまでは、聞く耳持ちそうにない。もっとも、敵を打倒した後で聞く耳持つかどうかはわからないが。

    そんな、万難を排して戦った一人に、全力で子供を守ろうとしたHIV否定論者Sophie Brassardがいる。彼女の場合は、まさに最期まで戦い続けた。
    posted by Kumicit at 2013/08/15 20:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする