2011/12/06

寄付先として適格な慈善団体リストにICR

米国の進化論教育を守るNational Center for Science Educationによれば、"若い地球の創造論"ミニストリInstitute for Creation Research(ICR)が、テキサス州のState Employee Charitable Campaignの寄付先として適格な慈善団体リストに載っている。
The presence of a creationist group on a list of charitable organizations approved to receive donations from state employees is under challenge, according to the Austin American-Statesman (November 30, 2011). David Hillis, a professor of biology at the University of Texas, Austin, was surprised to discover that the Institute for Creation Research was included in the list of organizations eligible to receive donations through the State Employee Charitable Campaign. Such organizations are supposed to provide "direct or indirect health and human services."

Austin American-Statesmanの報道(2011/11/30)によれば、テキサス州の公務員から寄付を受ける認証を受けている慈善団体リストに創造論団体があることについて、抗議がなされている。niversity of Texas, Austinの生物学教授David Hillisは、State Employee Charitable Campaignを通じて寄付を受ける資格のある団体リストにInstitute for Creation Researchが載っているのを見て驚いた。そのような団体が「直接あるいは間接的に健康および福祉サービス」を提供するとみなされているからだ。

But, Hillis told the newspaper, the ICR works "to undermine the mission of the university and of science in general, and especially the science that is the very basis for health and human services. How could such an organization possibly be listed as a charitable organization to be supported by state employees?" His colleague John Hoberman, a professor of Germanic studies, added that the ICR's activities "do not qualify as the sort of humanitarian activity we associate with charity in the proper sense of the word."

しかし、HillisはAustin American-Statesmanに対して「ICRは大学および一般科学の弱体化のために働いている。特に健康と福祉サービスのまさしく基礎となる科学に対して。州公務員から支援されるべき慈善団体として、どうしてこんな団体が載っているのか。」と語った。彼の同僚である、ゲルマン学のJohn Hobman教授は「ICRの活動は、我々は単語の正しい意味での慈善団体による人道的活動の類として認められない」と述べた。

The ICR is currently described in the list as follows: "Science strongly supports the Bible's authority and accuracy. With scientific research, education programs, and media presentations, we equip Christians to stand for the Truth." Hillis and a number of his colleagues will be asking the State Employee Charitable Campaign Policy Committee, which oversees the State Employee Charitable Campaign, to remove the ICR from the list at its December 2, 2011, meeting. Asked by the American-Statesman for comment, current and former members of the committee were noncommittal.

リストにはICRは次のように記載されている:「科学は強く聖書の権威と正しさを支持している。科学的研究と教育プログラムとメディアプレゼンテーションで、我々はキリスト教を真理の側に建てるようにする」 Hilliや多くの同僚たちは、State Employee Charitable Campaignを監督するState Employee Charitable Campaign Policy Committeeに対して、2011年12月2日の会合でICRをリストから除外するように求めた。American-Statesmanからコメントを求められた委員会の現メンバー及び元メンバーは言質を与えなかった。

[ICR challenged in charitable campaign (2011/12/01) on NCSE]





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2011/10/04

1970年代に根差す福音主義キリスト教バージョンの"真理"

米国における"若い地球の創造論"の歴史はわりと浅い。その始まりはJohn C. WhitcombとHenry M. Morrisが1961年に出版した"The Genesis Flood"に始まる。そして、Karl Gibersonによれば、米国の福音キリスト教バージョンの知識の広まりは1970年代に根差しているという。
Schaeffer was the most charismatic of the evangelical experts that shaped the world views of believers in the 1970s. There were many more with different specialities. We learned that evolution had no scientific support from young-Earth creationists like Henry Morris and Ken Ham. When Bachmann says that "evolution has never been proven" she is simply repeating what our generation has heard from evangelical leaders as we were growing. I enrolled at Eastern Nazarene College seeking credentials that would enable me to join the creationists in their fight against evolution.

We learned that homosexuality is a choice made by people to live in sin, under Satan's influence. The reparative therapy – "pray away the gay" – used at the clinic run by Bachmann's husband was something we all endorsed, under the influence of evangelical social scientists like James Dobson, who had a PhD in child development and thus knew what he was talking about. We grew up hearing about the "gay agenda" and how it was being used by Satan to destroy traditional morality and faith in the Bible.

Christian "historians" like Peter Marshall and David Barton helped us understand that America was a "Christian nation" and that recent travails, like the social upheaval of the 1960s that gave us drug abuse, promiscuity, and the homosexual agenda, were the result of abandoning America's religious roots.

Francis Schafferは1970年代の信者の世界観を形作った福音主義キリスト教のエキスパートたちの中の最高のカリスマだった。さまざまな専門分野を持つ多くのエキスパートたちがいた。Henry MorrisやKen Hamのような"若い地球の創造論者"[地球も宇宙も6000歳]から、進化論は科学的にまったく支持されないことを学んだ。Michelel Bachmann[共和党大統領候補]が「進化論は証明されたことがない」と言うのは、我々の世代が育ったときに福音主義キリスト教の指導者たちから聞いたことをオウム返しにしているだけなのだ。進化論との戦う創造論者に加われるような資格を求めて、私はEastern Nazarene Collegeに入学した。

私は、ホモセクシュアリティがサタンの影響下で罪の中で生きる人々による選択だと学んだ。Michelle Bachmannの夫が運営しているクリニックで実践されている"pray away the gay"という修復(reparative)療法は、我々の誰もが奨めるものだった。それは子供の成長に関する博士学位を持ち、それに関して講演するJames Dobsonのような福音主義キリスト教社会科学者の影響を受けてのことだった。我々は「ゲイのアジェンダ」と、いかにそれが聖書の伝統的倫理と信仰を破壊するために、サタンによって使われているかについて、聞かされて育った。

Peter MarshallやDavid Bartonようなキリスト教"歴史学者"たちは、米国が"キリスト教国家であり、薬物乱用や乱交やホモセクシュアルのアジェンダをもたらした1960年代の社会の激変のような最近の苦悩が、米国の宗教的ルーツの放棄によるものだったことを、理解させてくれた。

[Karl Giberson: "Growing up in Michele Bachmann's world -- Millions of evangelicals, including GOP candidates, are trapped in an alternative 'parallel culture' with its own standards of truth" (2011/10/02) on The Guardian]
"若い地球の創造論"の隆盛もこの一部をなしていたようで、同じ時期に立ち上がっている。

Karl Giberson自身はそのようなバージョンの知識とともに育ちながら、福音主義キリスト教徒の優れた学者たちから学べたことで、距離を取ることができたという:
Many evangelicals, myself included, were fortunate enough to study under Christian scholars, like my professors at Eastern Nazarene College in the 1970s or my colleagues today at Gordon College, who see through the nonsensical claims of people like James Dobson, David Barton, Francis Schaeffer, and Ken Ham – who runs the preposterous Creation Museum in Kentucky. Even as a college student I recall Schaeffer being examined rather critically and young-Earth creationism dismissed out of hand.

There are, fortunately, many evangelical scholars – National Institutes of Health (NIH) director Francis Collins and historian Mark Noll come to mind – who are quietly raising alarms about all this dangerous anti-intellectualism, warning us about populist gurus who are marketing a "Christianised" version of knowledge that, on closer examination, turns out to be neither Christian nor knowledge.

Unfortunately, millions of evangelicals – and this would include much of the political base being courted by the GOP presidential candidates as well as the candidates themselves – are trapped in an alternative "parallel culture" with its own standards of truth.

私を含む多くの福音主義キリスト教徒は幸運にも1970年代のEsatern Nazarene Collegeの私の教授や、現在のGordon Collegeでの私の同僚のようなキリスト教学者から学ぶ機会を得た。彼らはJames DobsonやDavid BartonやFrancis Schaefferやケンタッキー州でCreation Museum(創造論博物館)を運営するKen Hamのような人々のナンセンスな主張の本質を見抜いていた。大学生であった私でも、Schaefferを批判的に見ていたことや、"若い地球の創造論"から解放されていたことを思い出す。

幸運にも多くの国立衛生研究所(NIH)のFrancis Collins所長や歴史家Mark Nollのような多くの福音主義キリスト教徒な学者たちがいる。彼らはこれ危険な反知性主義に対して静かに警告し、よく調べてみればキリスト教でも知識でもないとわかる、キリスト教化されたバージョンの知識を販売しているポピュリストの導師たちについて我々に警告している。

しかし、残念なことに、共和党大統領候補の政治的支持基盤はもとより、大統領候補たち自身を含む、数千万の福音主義キリスト教徒たち、代替並行文化と独自基準の真理に囚われている。

[Karl Giberson: "Growing up in Michele Bachmann's world -- Millions of evangelicals, including GOP candidates, are trapped in an alternative 'parallel culture' with its own standards of truth" (2011/10/02) on The Guardian]
このような流れからすると、Francis CollinsがNIHの所長であることも、それなりに効用があるようだ。

タグ:創造論
posted by Kumicit at 2011/10/04 23:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | Creationism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011/08/30

聖書と自然科学を調和させようとする愚かな試み(上)

聖書の記述と自然科学の知見の矛盾を"解消"しようという試みは遅くとも19世紀前半に始まっている。

コンコーディズム(19世紀前半〜1930年代)



自然科学の知見を改変せず、聖書の解釈を自然科学の知見に合わせることで矛盾を"解消"しようとしたのがコンコーディズムである。
コンコーディズム(Concordism, 調和主義): 神の言葉である聖書と神の作品である自然は一致するはずだという仮定。すなわち、それらは同じ物語を違った言葉で語ったもの。長年にわたって続いてきたが、特に英米のコンコーディストたちにとって重要なのは、Francis BaconがThe Advancement of Learning [1605]で書いたもの影響である。Baconの米国人への影響は、"二つの書"というメタファーとともに、自然という書を有神論的見方で読むという自然神学の主張である。

[Davis 2002]
たとえば、以下のような例がある。
表 19世紀の主要なコンコーディストの対応付け[Young 1987, Table II]
MillerGuyotDawson
第1日無生代(*1)-大気が晴れる
大気が晴れる
第2日シルル紀原始星雲がちぎれて雲と海洋が分離する
大気の成長恒星とガス塊なる
第3日石炭紀地球が冷える古生代
青々とした植生の出現単純な植物のみ大陸の出現
第4日ペルム紀始生代(*2)太陽の凝集
三畳紀成長する地球から輝きが失われる大陸の再合体
大気の最終的晴上り太陽が見えるようになる
第5日白亜紀古生代と中生代古生代と中生代
イクチオサウルス(Millerのシルル紀から白亜紀に相当)
プレシオサウルス海洋生物
複雑な植生
プテロダクティルス
第6日第3紀(*3)第3紀(*3)第3紀(*3)
ホニュウ類ホニュウ類ホニュウ類



*1: Azoic Period(無生代): 現在は廃止
*2: Archean Period(始生代): Millerの無生代に相当, 現在は38億年前〜25億年前を指す
*3: Tertiary (第3紀): 現在は廃止され、PaleogeneとNeogeneの2つから構成される
これについては、5年ほど前に調べたことがある。


20世紀初頭にはどうにもならなくなって、コンコーディズムは真剣な試みとしては消滅している。


Dr. Hugh Rossの古い地球の創造論



古い地球の創造論は20世紀初頭には存在し始めていた立場で、多くの変種がある。(なお、インテリジェントデザインは"古い地球の創造論"と"若い地球の創造論"の対して互換な主張を行っているので、"古い地球の創造論"の変種とはみなされない。)

現在、もっとも有力な"古い地球の創造論"は、宇宙物理屋だったDr. Hugh Rossの主宰するReasons to Believeの主張である。もともとの研究分野を守ろうとするかのように、宇宙方面および地球方面の分野については通常の自然科学の知見を改変せずに、聖書の時系列に接続している
以下に示す創造論の年代記の要約は、RTB創造モデルの時系列の概要を示す:

  1. 時間と空間の外側に存在する神は、物質とエネルギーと空間と時間の宇宙を存在せしめた。
  2. 神は、人類の居住に適した惑星を形成するように、宇宙の膨張と冷却を導いた。
  3. 神は、人類の居住圏を準備するための、6つの創造段階を経て、地球と太陽系を継続して変容させた。この創造期間において、神は人類の拡大と文明を最大限に支援するために次第に発達した植物と動物を階層化した。
  4. 神は最初の人間アダムを創り、エデンに置いた。神はアダムにこの素晴らしい庭園の世話をすることを教えた。そしてその仲間にして手助けするものとしてイブを創った。
  5. かつて最高の美と力を持っていた天使であり、ひとたび超自然界において神に背いたルシファーがエデンに立ち入ることを許した。そして、神はルシファーがアダムとイブを誘惑することを許した。
  6. アダムとイブは神の権威に逆らい、地球環境に罪と、そして罪が生み出す悪を、導きいれた。
  7. 神はアダムとイブを追放し、肉体的不死たる生命の木に触れられないようにし、さらに彼らとその子孫の寿命を短縮した。これらにより悪の表出を抑制し、贖いへの道を開いた。
  8. 人類を絶望から救う計画に対するための指示と準備のために、神はアブラハムとその後継者を通じて、人間と会話することを選んだ。この計画とそれを果たすという神の約束は、人類に希望を与えた。
  9. 神は人たるイエス・キリストとして地上に来て、罪を犯したいという誘惑に耐えて、人類の贖いのために死の罰を受けた。愛に動機付けられて、誰もが信仰を通して神の前の義認と、神との交わりと、敬虔で向上する能力とを授けられるように、イエスは十字架の上で死を耐えた。この約束は、主との永遠の生の約束を含む。
  10. イエス・キリストは死を克服して、幾百人もの目撃者の前に肉体として現れることで、主の復活を証明した。そして、主との約束を受け容れるすべての人々に新たな創造を準備する超越領域(天国)へと昇った。
  11. イエス・キリストは、主に従う者たちに、優しさと敬意と明瞭な良心を以って、主の提案についての良き知らせを、地上のすべての人々へと広めるように頼んだ。
  12. イエス・キリストは、主の贈り物と神の権威を拒否するすべての者から、主の影響力を取り去る。
  13. イエスは主の人々の新たな創造に付き添う。そこで人々は主と向き合って、永遠の生を得る。いとたびその地に至れば、主の人々は、主の仕事において新たな指導的役割を成し遂げる。


[Hugh Ross: Creation as Science, pp.69-70]
いかにうまく地球の歴史と「アダムとイブの創造」をつなげるかがキーであり、Dr. Fazale Ranaなども繰り返し「ミトコンドリア・イブとY染色体アダム」について記述している

基本的立場は「生物は進化しない。神はアダムとイブの創造まで、生物を創造し続けた」である。宇宙方面と地球方面を福音主義キリスト教から守って、被害を進化論に限定しようという妥協的な立場であり、自然科学と聖書の調和としては限定的。
タグ:創造論
posted by Kumicit at 2011/08/30 07:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | Creationism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011/08/23

「太陽は収縮している」も「創造論者は使ってはいけない論」に入っている

創造論出版業は自らを科学と偽装する。
This issue of Answers presents a wealth of evidence in support of God’s recent supernatural creation. Of all people, Christians should uphold the highest standards of excellence in their science, questioning all quirky claims and avoiding hasty conclusions, such as the examples described in this article.

Answers Magazine今号は神による最近の超自然の創造を支持する大量の証拠を提示する。すべての人々のなかで、キリスト教徒は自らの科学を最高水準に保ち、この記事で取り上げる風変わりな主張を疑い、性急な結論を避けるべきである。

[Don DeYoung: "Far Out Claims About Astronomy"(Layman level) (2007/12/04) on Answers in Genesis]
そのために、「地球も宇宙も6000歳」に実害を与えない怪しい主張や、物理的に無理がありすぎる主張を斬っている。

まずは、現在も過去も創造論者が主張したことがないものから...
Moon Landing Conspiracy (月着陸陰謀論)

Some people deny that the U.S. Apollo moon landings ever occurred. Instead, they consider the landings part of a grand conspiracy to deceive the Soviets during the space race of the 1960s. This bizarre claim quotes a few details out of context, while hiding mounds of contrary evidence. Its supporters are guilty of the confusion and deception that they ascribe to others.

米国のアポロの月着陸を否定する人々がいる。彼らは月着陸を1960年代の宇宙開発競争でソビエトを欺くための巨大な陰謀の一部だと考える。この奇妙な主張は、コンテキストを無視した細部の引用を行う一方、自分たちの主張に反する巨大な証拠を隠蔽する。支持者たちは人々を混乱させ、欺く罪を犯している。

Mars’s Close Approach to Earth (火星の地球への接近)

There is a recurring story that Mars is nearing its closest approach to earth in many centuries. Mars is then predicted to appear as large as the full moon in our night sky. In truth, Mars comes relatively close to the earth every 26 months. Even at its nearest, however, Mars would have to be enlarged nearly 100 times to appear the same size as the full moon.

火星が何世紀もの間で最も地球に接近しようとしているというストーリーが繰り返し登場する。夜空に見える火星は満月くらいの大きさになると予言される。実際のところは、火星は26か月おきに地球に相対的に接近する。しかし、地球に最も近いときでも、火星を100倍くらい大きくしないと満月と同じくらいの大きさには見えない。
そして、ここから、かつて創造論者たちが主張し、放棄したネタ:
NASA’s Discovery of the Missing Day (NASAによる失われた日の発見)

It is an urban legend that NASA computers verified the “long days” recorded in Joshua 10:13 and 2 Kings 20:11. According to this popular story, scientists noticed that today’s positions of the sun and moon were not quite where they belonged, but they can be corrected by making allowance for the biblical events.

This story was never reasonable. Modern astronomers cannot know the exact positions of the sun and moon prior to these biblical events. So it is impossible for computers to calculate changes from such unknown positions.

NASAのコンピュータがヨシュア記10章13節と列王記下20章11節に記録された「長い日」を検証したという都市伝説がある。この人気のあるストーリーによれば、科学者たちは今日の太陽と月の位置がずれていて、聖書に記された出来事を考慮に入れれば補正できることに気付いた。

このストーリーはまったく合理的でない。現代の天文学者たちは聖書の出来事よりも前の太陽と月の位置を正確には知りえない。したがって、未知の場所からズレをコンピュータで計算できない。

Other Astronomical Controversies . . .

Too Little Moon Dust (少なすぎる月の塵)

Only a thin layer of dust covers the moon’s surface. However, this does not prove a young age for the moon. Before the Apollo lunar missions, a few scientists had predicted that a yards-thick layer of dust should have settled on the moon over billions of years.

Those predictions got a lot of press, yet further satellite measurements of dust in space indicated a much smaller rate of accumulation than previously assumed. This does not mean the moon is billions of years old; modern scientists cannot know the rate of dust accumulation in the past or the amount of dust originally on the moon. Therefore moon dust cannot be used as an age indicator one way or the other.

月の表面はとても薄い塵の層におおわれている。しかし、これは月が若いことを証明しない。アポロの月着陸ミッションの前に、一部の科学者たちが数十億年かけて月にはヤード単位の分厚い塵の層ができていると予測した。

それらの予測は大きく報道されたが、人工衛星による宇宙空間の塵の観測から、以前に仮定された堆積率を大きく下回ることがわかっていた。これは月が数十億歳であることを意味しない。現在の科学者は過去の堆積率や元々の月の塵の量などを知りえない。したがって、月の塵は月の年齢についてどちらの証拠にも使えない。

Decay of the Speed of Light (光速の減速)

If the speed of light was faster in the past, this might help explain how we could see distant stars in a young universe. Three centuries of data are available, however, and light speed appears to be constant at about 186,000 miles/second (299,300 km/sec). We can speculate about a large-scale change of light speed in the past, but evidence is lacking. In addition, any alteration of light speed would affect several other constants of nature, but evidence of these changes is also lacking.

過去には光速が速かったら、宇宙が若いのに特の星が見える理由を説明できるかもしれない。過去3世紀のデータが使えるが、光速は299,300 km/sで一定である。過去に巨大なスケールでの光速の変化があったと考えることができるが、それについての証拠がない。さらに、光速が違えば、他の物理定数も影響を受けるが、そのような変化があったと言う証拠はない。
これらは古来より批判されてきたネタである。
  • 創造論者が使ってはいけない論
  • 創造論者の主張

    そして、次の主張もいつの間にか、創造論者が使ってはいけない論に入るようにっている。
    The Shrinking Sun (収縮する太陽)

    In past years, certain selected data appeared to show a decreasing size for the sun. This suggested that the sun might be powered by gravitational collapse rather than nuclear fusion. Since gravitational collapse is not as efficient as fusion, the sun could not last for billions of years.

    かつて、特定の選択的データは太陽の大きさが小さくなっていることを示しているように見えた。それは太陽が核融合ではなく重力崩壊によってエネルギーを得ているかもしれないことを示唆していた。重力崩壊は核融合ほど高効率ではなく、太陽は数十億年にわたって輝き続けられない。

    There also was an earlier problem with missing neutrinos, which are particles emitted by the solar nuclear fusion process. The neutrino deficit once seemed to support the notion that the sun is shrinking rather than powered entirely by fusion.

    さらに、失われたニュートリノという問題もあった。ニュートリノは太陽音核融合過程で放出される素粒子である。ニュートリノの不足は太陽が核融合ではなく、重力崩壊でエネルギーを得ていることを支持するようにみえた。

    However, modern solar telescopes do not detect solar shrinkage. It seems that the original data merely indicated small oscillations or vibrations of the sun. Furthermore, the missing neutrinos now have been accounted for; newer instruments detect precisely the number of neutrinos expected from solar fusion. Although the sun may be undergoing a very small amount of gravity collapse, we can be confident that the sun produces energy by nuclear fusion, not an inward collapse.

    しかしながら、現代の太陽望遠鏡による観測は太陽の収縮を検出していない。もとのデータが太陽の小さな振動をとらえていたに過ぎないようだ。さらに、失われたニュートリノの問題も今では説明がついている。新たな検出器は太陽の核融合反応から期待される量のニュートリノをまさしくとらえている。太陽はわずかながら重力崩壊をしているかもしれないが、太陽は重力崩壊ではなく核融合によってエネルギーを得ていることは確実であると言える。
    このネタは、かつての創造科学の本拠地Institute for Creation Researchの今は亡き創設者Dr. Henry M. Morrisたちの主張である。

    ==>CE310 収縮する太陽は、太陽が若いことを示している

    もっとも、現時点で主張されている創造論者たちのネタも、ちっとも正しいわけではないが。
posted by Kumicit at 2011/08/23 08:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | Creationism | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする