2009/12/03

創世記4日目は眼の出現だというコンコーディズム

聖書創世記を自然科学と一致するように解釈するコンコーディズムという立場があった。もはや無理筋すぎて放棄された立場で、今となっては、お遊びでしかない....と思われていたのだが、今どきコンコーディズムを主張する者が現れた。

それは、ロンドンのNatural History Museum教授で、Oxford Universityの名誉フェローである進化生物学者Andrew Parkerである。彼は2009年7月に発売された本"The Genesis Enigma"で新たなるコンコーディズムを語っている。

創世記第1章には「空に天蓋のある地球平板」でなければ意味不明になる記述がある。それは1日目に昼と夜を創ったのに、4日目に太陽と月を創っていること。
創世記 / 1章 3-5節

神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。

創世記 / 1章 14-19節

神は言われた。「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。天の大空に光る物があって、地を照らせ。」そのようになった。 神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。
DailyMailの書評によると、これをAndrew Parker教授は次のように始末した。
On the fourth day, Genesis famously becomes confusing. On the first day, remember, God has already created light, and made Day and Night. But it isn't until day four that he makes the lights in heaven, the greater light to rule the day and the lesser the night.
Hang on - so he made 'Day' three days before he made the Sun? Houston, I think we have a problem.

4日目に創世記の有名な混乱がある。1日目に神は光を既に創造し、昼と夜を作っている。しかし、4日目まで、大きい方が昼を、小さい方が夜を治める2つの天空の光を創っていない。あれ?神は太陽を創る3日前に昼を作った?これは問題だろう。

...

Here, The Genesis Enigma comes up with a stunningly ingenious answer. For Parker argues that day four refers to the evolution of vision.
Until the first creatures on earth evolved eyes, in a sense, the sun and moon didn't exist. There was no creature on earth to see them, nor the light they cast.

ここで、"The Genesis Enigma"は素晴らしく独創的な答えをだす。Parkerは4日目が視覚の進化のことを言っているのだと論じる。眼を進化させた地球初の生命が登場するまで、ある意味、太陽と月は存在しなかった。地球上の生命はそれらを見ることができず、発光するものもなかった。

...

'The very first eye on earth effectively turned on the lights for animal behaviour,' writes Professor Parker, 'and consequently for further rapid evolution.'

まさに地球初の眼は動物の行動に光を投げかけた。そして、急速な進化を引き起こしたと、Parker教授は書いている。

Almost overnight, life suddenly grew vastly more complex. Predators were able to hunt far more efficiently, and so prey had to evolve fast too - or get eaten.

The moment that there were 'lights', or eyes, then life exploded into all its infinite variety.

ほとんど一夜にして、生命は非常に複雑になった。捕食者は非常に効率的に狩猟できるようになった。餌も食べられないように急速に進化した。

光あるいは眼が出現するや、生命は爆発的に多様になった。

[Christopher Hart: "The Genesis enigma: How DID the Bible describe the evolution of life 3,000 years before Darwin?" (2009/07/18) on DailyMail]
そうくるか....

これは、第3回で取り上げたUniversity of Utahの地質学者Dr. William Lee Stokesのアクロバチックな技に匹敵する。
  • 第1日の朝: 銀河の光の出現
  • 第1日の夕: 原始太陽の光の減少
  • 第2日の朝: 渦状腕の出現
  • 第2日の夕: ブラックホールの出現
  • 第3日の朝: 太陽系の形成
  • 第3日の夕: 渦状腕と渦状腕の間の暗い領域を太陽系が通過
  • 第4日の朝: 太陽系の塵が太陽放射と太陽風で片付けられた

posted by Kumicit at 2009/12/03 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ID: General | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。